平日の飯が雑でもいいじゃないか

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私の朝食は食パンにバターとジャムを塗ったものと、ドリップしたコーヒーだけ。

夫は勤務時間が不規則なので朝が朝ごはんの時もあれば、朝が夜ごはんになる時もあるのでその都度少し変えている。毎朝パンとコーヒーだけで済ます私に「糖尿病になるよ」と夫に言われるが、私は朝食を変えようと思わない。

とにかく私は家事を楽したいのである。

 

ネット記事で海外の朝ごはんが紹介されるたび、うらやましく思っている。

例えば、カフェオレとクロワッサン。

シリアルと牛乳。

パンにハムとチーズをはさんだもの。

パンケーキと牛乳。

 

さらに日本ではキャラ弁なんてものが流行していたが、同時に海外の子供の弁当はこんなに簡素!という記事を見たときも、

 

りんご丸ごとと適当に挟んだサンドイッチ。

チーズスティックにパンとバナナ。

シリアルコーンとパンと適当に切った果物。

 

素晴らしい簡素さである。

そしてこの朝食や昼食に対して、OKを出してくれるその国のゆるさもうらやましい。 

 先日スーパーの書籍コーナーで土井先生のこんな本を見つけた。

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案

 

 朝食に限った話ではなく、夕飯も一汁一菜でいいじゃん?という提案。

お料理番組のスターである土井先生がこういった提案をするのは非常に心強い。

 

共働きの家庭が増加するなか、仕事で疲れて帰ってきてハンバーグなんて作れない。

から揚げなんて無理。イモからふかしてコロッケなんて何時になるよ。

そして惣菜を買って帰れば、何のために稼いでいるのかわからなくなり、

夫からの「今日も惣菜?」というプレッシャーの一言。

 

この悪循環を変えるには、「平日の飯が雑なのはしょうがないよね」という考えを皆が持つこと。「平日は思いっきり簡素にするけど、週末は皆で美味しい物食べようね」とうようにメリハリをつける事なんじゃないだろうか。

 

妻は何でも作れるコックさんではない。夫婦のどちらかといえば料理ができる方である。なので料理を担当しているに過ぎない、ぐらいの軽い考えが浸透してくれないかな。でないといずれ日本の妻達は狂いだすような気がする。

 

今はまだ「週末いっぺんに作り置き」とか「帰って15分で豪華に見える夕食」とか涙ぐましい努力で乗り切っているが、それ本当にやりたいですか?と聞かれればNOだと思う。家庭でかあちゃんはニコニコ笑っているのが家族にとって一番良いのだ。ため息ついて帰宅後に料理してる妻or母、見たいですか?